プリザーブドフラワーの特徴について
生花と同じ美しさを保ちながら、枯れることの無い素晴らしい特徴を持つのがプリザーブドフラワーです。
プリザーブドという名前は「保存された」という意味があり、生花のような花粉も香りもありません。
生花の最も美しい時期に色素を抜き取って、特殊加工を施しているためです。
特殊な染料を用いているため、生花には無いような鮮やかなカラーバリエーションが楽しめるのも魅力です。
ヨーロッパでは湿気が少ないので5年から10年は持つとされていますが、日本のように湿気が多い国では5年以上持たせることが目安となります。
長持ちさせるためには高温多湿の場所を避け、直射日光や強い光を当てないようにしましょう。
プリザーブドフラワーはドライフラワーと似ています。
しかしドライフラワーとは作り方が異なります。
ドライフラワーは生花を麻紐で縛ってから風通しのよい場所に吊るして作ります。
水分を抜いてから乾燥させるので、手触りが硬いのが欠点です。
特殊な染料は必要ありませんが、色落ちするので生花の持っている鮮やかさは消えてしまいます。
乾いた草のような香りがし、寿命は3ヵ月から6ヵ月となります。
それに対してプリザーブドフラワーは生花から水分を抜き、特殊な液体に浸して作ります。
ドライフラワーよりも手間がかかりますが、生花と近い手触りと鮮やかな色を作りだせます。
水やりの必要も無いので、結婚式や誕生日やお見舞いなどの様々なシーンで需要が高まっています。